どうすかこれ。
1枚目は以前の仕事が少なからず影響を与え(あえてそれを避ける事も…)戸惑いも含めた作品、そして前作2枚目においてレイジの亡霊を見事に吹き払った感がありましたが、今作ではそれらを完全に過去のものとしました。
2枚目はどこを取ってもクオリティが高いへヴィロック、よく言えば全曲粒の揃った良作でしたが、あえて言えば似たような感じが多かったのも確か。
ただ"Dandelion"のみ私にとって強烈に好きな曲で、その他の曲はそこへ(アルバム10曲め)到達するために存在してたといっても過言ではない。(かなり乱暴な感想だけどね)
で、今回のアルバム。
いい意味でバラけてて、あちこちとんがった作品だ。
どの曲もあっさりと聞き流せない仕掛けが仕組まれていて、曲が始まるたびに肩をがっちり掴まれるかんじ。そのたび『ええ〜?』と振り返る私…(笑)
平たく言えばバリエーションが豊かでポップ。
メタルの風の曲もあるけど、カテゴリーを飛び越えたポップさがある。
前作とどっちがいいかというとかなり好みが分かれると思う。
私は"多用さ"が重要な判断基準なので断然こっち。
たぶん私がストーンズよりビートルズが好きなのと関係してるような気が…するとかしないとか(ゴメス風)
思えばスティーヴィー・サラスとこのオーディオスレイヴだけなんだ、どうやって弾いてるのか、どういう構成音なのか、真剣に分析しながら聞くのは。
それから(トム・モレロはギターだけだけど)自分が弾きながら歌えるかどうか頭の中でシミュレーションしてみるのも数少ない。
トムがインタビューでクリスの歌についてしゃべる流れで『ツェッペリンmeetsアースウインドアンドファイヤー』と言っていたのが面白かった。
ファンクの常套であるPファンクとかではないあたり。
ポール・ロジャースやデビカバを思わせるコブッシーが特徴だと思うんだけど、私はむしろそのメジャー展開のメロに重きを置いていたので、トムが言うのを読んでさもありなんと。まあアースかどうかと言われると"?"なんだけど気分はわかります(笑)
あのね、私も自分で歌メロ作る時ついつい使ってしまう音の流れってのがあって、クリスの使う音構成とすごく近いものがある。
具体的に言えばセブンスの音なんだけど、クリスの歌メロは『これでもか!』『またこれだ!』っていうくらい多用してる。
私だったら『これはこんなに使ったらしつこいだろう』と躊躇してしまう。
まあそれを言ったらトムのワミーだって、常識をはるかに超えた使用頻度。
『そこで何でソレ!突然、何!!』と驚かせる訳なんだね。
さすがです。常人には理解不能です。
スムーズな流れとかバランスとか適量とかは考えてません。
そこが私の愛するところなんだなぁ〜
そして今回は逆上するくらい好きな曲が何曲か点在してますよ!
"One And The Same""Original Fire""Broken City""Jewel Of The Summertime""Nothing Left To Say But Goodbye"…まだまだ増えそうです…
ところで日本盤はライブがボーナストラックで入ってます。
これは正直どうかな…
ボーカルが荒れすぎですね。
あくまでも私の中だけのこだわりなんだけど、ライブにおいて演奏はある程度乱れてても"ライブ感"があれば許せるんだけど、歌がダメなのはただ『力量不足』『体力不足』『節制不足』としか映らない。
まあ自分への戒めもこめて、もうちょい頑張れ、と言っておこう(笑)。
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